夜の写真撮影のヒント
フォトグラファーは太陽の光の美しさを追求する傾向がありますが、夜間の写真も印象的に撮影することができます。夜景を撮るための実践的なアドバイスもご紹介します。
夜の写真撮影は、少し忍耐が必要ですが、本当の喜びになる可能性があります。 昼間の写真とはまったく異なる写真を撮ることができ、使用する機材も異なるので、それだけの価値があります。
三脚が必要ですか?
夜の撮影では光量が少ないため、長時間露光が必要になることが多く、どの夜景写真の記事でも、三脚が重要であると書かれています。確かにそれが理想的ですが、いつも三脚を持っているわけではありません。では、他の選択肢は何でしょうか?
ここで強調しておきたいのは、写真をどう使うかが重要だということです。ソーシャルネットワーク(SNS)で低解像度のコピーを共有するだけなら、どんなカメラでも、ノイズや小さなブレを気にする必要はありません。写真は “手撮り “で大丈夫です。
しかし、紙や大きなスクリーンで写真を見せることは、より高い精度の必要があります。そこで、より高い目標を掲げ、三脚を使わずとも良い画質が得られるように工夫してみましょう。
目安としては、1/ [焦点距離] 秒までのスピードで十分にシャープな写真が撮れます。ですから、例えば100mmの望遠の場合、1/100秒以上であればかなり安全です。これはすべてオリエンテーションのためです。また、カメラの解像度が上がれば上がるほど、画素を1つ1つ見ている限り、ブレのリスクは高まります。
最も手軽に使えるのは、カメラのレンズやボディに内蔵されている手ブレ補正機能です。1EVは2倍の時間を意味し、約4EV(露出値)を得ることができます。100mmの例では、1/100秒×24=1/6秒になります。
感度の向上も利用すれば、魅力的な結果を得ることができるはずです。
さらに長い露光時間が必要なときは、柱やガードレールのような手すりなどに寄りかかって、何枚も撮影します。そうすることで、少なくとも1枚はうまく撮れる可能性が高まります。
ホワイトバランス
夜の街は、豊かな黄色に輝いている。それをそのままにする(あるいは強調する)か、中和してしまうかは、私たち次第です。上のランプは、本物の白に合わせて編集していますが、オリジナルでも問題ありません。
問題は、光温度の異なる複数の光源が存在する場合です。下の写真は、夜明け前の太陽と、太陽に比べて極端に黄色い街灯が、この問題を引き起こしています。このような写真の補正は、写真の中のある部分を選んで、ホワイトバランスを変えたり、暗くしたり、彩度を下げたりして、手作業で行うしかありません。
夜の場面
前回の画像でお気づきかもしれませんが、夜というのは真っ黒な空だけではありません。黒が最も一般的なバリエーションですが、薄明かりをキャッチすると、濃い青が現れます。
夜間でも構図考え方は変わりません。光量の少ない場所では少し難しく思えあもしれませんが、工夫の余地はあります。例えば、次の写真は、ランプを利用したもので、単純な正面からの写真よりもダイナミックな写真となっています。
一方、日の出直前には、遠くからオレンジ色の光をとらえることができます。
しかし、深夜であっても、暗い上空だけにこだわる必要はないのです。
しかし、この星空に関しては、まったく異なる写真のジャンルであり、三脚が必要であり、露出時間は天文学的な高さに達します(これは、ISOが高い場合でも、ほぼ1分です)。
星
空の星以外にも、光源の周りに夜の「星」が写り込むことがあります。この効果は、F値が高いときに起こります。シャッターの羽根で光が屈折した結果です。そのため、羽根の形状や羽根の枚数がこの星に影響します。この点については、レンズごとに少しずつ違いがあります。
ブレードの数が偶数の場合、ブレードの数と同じ数のポイントが星に与えられます。奇数ならその2倍。コンパクトはシャッターが小さいので、この星型の光もよく表れます。
モーションエフェクト
また、夜の環境では、さまざまな効果で遊びやすくなります。定番は、長時間露光で交通をボカすこと。
一方、自分の体を動かして効果を得ることもできます。そして、ここでは例えば、撮影時にズームを使用しました。(撮影者自身はその場にとどまっています)。
また、カメラをランダムに動かして、抽象化するという方法もあります。
普通に撮影することもできる・・・
上記のような夜間撮影のコツもありますが、高速レンズを持って、夜間でもあまり暗くない場所に行けばいいということも忘れてはいけません。そうすれば、日中とほぼ同じように自由に撮影することができます。
以上、夜景撮影の方法についてご紹介しました。もし、あなた自身のアイデア、提案、実験があれば、Zoneramaに投稿してください。