雨の日の楽しみ方:屋内で撮影する為の6つのポイント

Out of the Rain and Fog: 6 Tips for Shooting at Home When It’s Ugly Outside

真のフォトグラファーには、悪天候や悪い光量は存在しないと言われます。しかし、フォトグラファーに限らず、誰でも外に出たくない日もあります。そんな時、写真を撮る事をあきらめないで、家の中を見渡してみてください。家の中を見渡すと、どこにでも小さなヒントがあるはずです。そこで今回は、屋内で撮影するためのヒントをご紹介します。

このような写真撮影では、完璧なスタジオ写真や異国情緒を期待することはできませんが、面白い写真を撮ることはできます。そして何よりも、天候に恵まれなくても、写真を楽しみながら撮影の技術向上につながります。

植物

切り花、鉢植えなどなど・・・多くの人が1つくらいは家にあるかと思います。チューリップの花束は、被写界深度の練習にもなる素晴らしい静物画です。例えば絞りをF6.0にして、写真の印象を変えてみるのもいいでしょう。背景のボケが印象的になります。多肉植物は、私のお気に入りです。なんとも不思議な形をしていて、それだけで面白いです。

Succulents in a diagonal row.
構図に注目してください。対角線上に並べてみました。真ん中のサボテンにピントを合わせ、他の2つはあえてボケさせています。ニコンD3300、AF-S NIKKOR 35mm 1:1. 8 G、1/25秒、F2.5、ISO100

食ベもの

昼食や午後のコーヒータイムなどを撮影することは、構図を考えるのに最適な方法になります。また、被写界深度を利用して、デザインの感覚を養うこともできます。 構図で遊ぶ 

Composition of a breakfast.
料理の写真では、一般的にフレームの一部を料理で埋めることが推奨されています。この写真では、あえて朝食を右に寄せ、左上を空けた構図にしています。写真: エリスカ・クーカロワ

人々

雨の日には、家族の写真を撮るのもいいでしょう。家の中を小さなスタジオにしてみましょう。顔に光を当てて、ポートレートを撮影してみましょう。もし、これらの写真の色合いが気に入らなければ、Zoner Photo Studio Xを使って白黒に変換することもできます。また、影をつけたり、それぞれの写真の雰囲気で遊ぶこともできます。

Portrait with increased contrast.
この写真でも、暗い色、周辺光量、コントラストを強調しました。その結果、より面白い写真になったと思います。 ニコンD3300、AF-S NIKKOR 35mm 1:1. 8 G、1/60秒、F4、ISO500

ペット

家で動物を飼っているなら、それは明確なテーマの選択です。犬・猫・うさぎだけにこだわる必要はありません。エキゾチックなペットを飼っているなら、それを撮ってみるのもいいでしょう。

Chinese water dragon
中国の水トカゲです。私は主に色調のコントラストをいじって、彼にさらにワイルドな感じを与えました。Nikon D3300, AF-S NIKKOR 35 mm 1:1. 8 G, 1/125 s, f/3.5, ISO 800

インテリア

雨の日の写真は、家や屋内の様子を撮影することもできます。家の中の面白い空間や家具の配置などを紹介してみましょう。集合住宅であれば、階段から部屋の中を覗いてみたり、窓やテーブルの飾りに注目してみてはいかがでしょう。

Tables in a market hall.
買い物先で見つけた空間:テーブルの配置は、建築的な構成が興味深いです。意図的に次のようなアングルを使い、窓が徐々に柱に埋もれていくように撮影しました。 Nikon D3300, AF-S NIKKOR 35 mm 1:1. 8 G, 1/100 s, f/5, ISO 100

身近にあるもの

色々試したけれど、家では何を撮ろうかとまだ悩んでいるなら、日常的な身近な物に注目してください。それらは、本、雑誌、または写真などです。また、古い花瓶が棚の上で静かな静物画を描いていませんか? 

An old vase.
家具の一部と化したこの古い花瓶には白黒の外観を選びました。白黒にしたのはその空間の見た目が悪かったからです。 Nikon D3300, AF-S NIKKOR 35 mm 1:1. 8 G, 1/40 s, f/2.8, ISO 400

カメラを手にすればどんな天気であっても実験ができるので、写真を撮ることは決して無駄ではありません。例えば、昼食の写真を撮るときはいろいろな角度から試してみてください。花の写真では被写界深度を活かして遊んでみたり、撮影しながらデザイン感覚を養いましょう。家で過ごす時間は、きっともっと早く過ぎ去るでしょう。

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著者編集部

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