空に手を伸ばす

私たちの頭上にある自然の劇場は・・・とても魅惑的です。夕焼け、日の出、嵐の雲、虹など、空は風景や街並みと一緒に見つける事ができます。決して繰り返す事のない瞬間です。素晴らしい写真を撮るチャンスをお見逃しなく!屋外のシーンを最大限に活用してください。

過去の掲載にも空の写真に関するいくつかの記事がありますが、光に照らされた空の中に黒いシルエットを描くことを推奨しています(月の記事を参考に)が、多くの場合は空の表情を補完し、風景のディテールを表現するために、少しだけ工夫する必要があります。(英語版ですがシルエット

初心者が最初にしてしまう間違い

カメラを初めて持った人(最近はスマートフォンで撮影されることも多いですが)が風景写真を撮ると、地平線や水平線をアングルの基準にして、次のような写真になりがちです。

A vertically dead-center horizon. Canon 5D Mark II, Canon EF 16–35/2.8 II, 1/40 s, f/9, ISO 400, focus 20 mm

地平線で上下が二分割されてしまった写真
Canon 5D Mark II, Canon EF 16–35/2.8 II, 1/40 s, f/9, ISO 400, 焦点20 mm

この写真は、はっきり2つに分かれていて、どちらの半分に焦点を当てるのかがわかりません。これをより良くするには、この風景のどちらの部分がより面白いのかと、ちょっと立ち止まって考えてみる事です。そして、その中にさらに空間を与えます。

黄金比や三分割法という言葉を聞いた事があるでしょうか?カメラの中でグリッドとして表示されるカメラもありますが、三分割法は写真の構図の基本となります。この写真の場合、3分の1を地面に、3分の2を空にして、地平線を下にします。又は、逆に、写真の3分の2を地面で、3分の1を空にして地平線を上に押し上げて、このルールを使うこともできます。大胆な構図を恐れる必要はありません。この写真では、空により多くの空間を割り当てました。三分割法を知っているだけで写真の構図が生きてきます。

A photo with the horizon at the bottom. Canon 5D Mark II, Canon EF 16–35/2.8 II, 1/40 s, f/9, ISO 400, focus 20 mm

三分割法を使って、地平線が下部にある写真
Canon 5D Mark II, Canon EF 16–35/2.8 II, 1/40 s, f/9, ISO 400, 焦点20 mm

しかし、写真を空で埋める必要はありません。空意外に撮りたい物が他にもあって面白く感じているのなら、残りの部分をうまく補うためにほんの少しの取り入れたら十分です。

Boats in Amsterdam. Canon 40D, Sigma 18–50/2.8, 1/320 s, f/8.0, ISO 200, focus 50 mm

ボートを撮影したアムステルダムからの写真
Canon 40D, Sigma 18–50/2.8, 1/320 s, f/8.0, ISO 200, 焦点50 mm

さまざまな表情の空

あなたは空を見る為に、まる1日かけることもあれば、チャンスが1回しかないこともあります。又、二度とその場所に行けないかもしれません。でも決して慌てないでください。ほとんどの場合、撮影する為の面白い物を見つけることができます。

空から均等に拡散された太陽の光が降り注ぎ、劇的な影のない状態で特定の物や人物を撮影できます。それは新しい写真の可能性の扉を開きます。

ほぼ、すべての雲の状態を何らかの方法で写真で表すことができます。私の個人的なお気に入りは、上のアムステルダムの写真のように、ふわふわとまばらに浮かんでいる雲です。

しかし、他のさまざまな可能性があります。異なる外観を念頭に置く必要があります。パリのこれら2つの写真を比較してください。

An empty sky over Paris. Canon 40D, Canon EF-S 10–22/3.5–4,5, 1/20 s, f/8, ISO 100, focus 10 mm

パリの空 
Canon 40D, Canon EF-S 10–22/3.5–4,5, 1/20 s, f/8, ISO 100, 焦点10 mm

Light clouds over Paris. Canon 40D, Canon EF-S 10–22/3.5–4.5, 1/25 s, f/4.5, ISO 100, focus 10 mm

パリの空の光と雲
Canon 40D, Canon EF-S 10–22/3.5–4.5, 1/25 s, f/4.5, ISO 100, 焦点10 mm

下の光と雲の方はよりインパクトがありますが、空が広い「空の」部分にも用途があります。例えば、上部の「空」の領域に「2020年の休暇」のようなテキストを入力できます。これは基本的にテキスト領域となります。その為、これらの写真は広告ビジネスにとって魅力的です。ここでは、テキスト用の空きスペースに「コピースペース」という名前が付いています。空が広い写真も使い方で変わります。概念を少し変えることも必要です。

一日の時刻

タイミングは全てにおいての基本です。古典的なゴールデンアワーは、日の出、又は日没前後の時間が理想的です。しかし、その時間内であっても大きな違いがあります。比較のために、下の2つの写真を見てみましょう。

The sea before sunrise.

日の出前の海

The sea after sunrise.

日の出後の海

地平線のすぐ上で太陽を捉えたい場合は、さらに速い反応が必要です。次の2枚の写真は、65秒間隔で撮影されました。

The Sun just over the mountains. Canon 40D, Canon EF-S 55–250/4–5.6 IS, 1/100 s, f/10, ISO 200, focus 96 mm

山のすぐ上の太陽
Canon 40D, Canon EF-S 55–250/4–5.6 IS, 1/100 s, f/10, ISO 200, 焦点96 mm

The Sun passing through a mountain silhouette. Canon 40D, Canon EF-S 55–250/4–5.6 IS, 1/80 s, f/10, ISO 200, focus 123 mm

山の後ろに沈みかけてゆく太陽
Canon 40D, Canon EF-S 55–250/4–5.6 IS, 1/80 s, f/10, ISO 200, 焦点123 mm

虹を撮る事は簡単ではありません。この種のイベント的な物は事前に計画することが困難です。これは他の地球の大気イベントにも当てはまりますが、虹は本当に非常に正確な条件を要求します。

Canon 5D Mark II, Canon EF 16–35/2.8 II, 1/30 s, f/7.1, ISO 100, focus 17 mm

Canon 5D Mark II, Canon EF 16–35/2.8 II, 1/30 s, f/7.1, ISO 100, 焦点17 mm

虹は、特定の自然の法則が適用されます。 雨の後(または雨の間)に太陽が輝くと虹が現れます。虹の正体は、雨粒に反射した太陽の光です。大切なのは常に太陽とは反対の方向に現れる事です。神様の気まぐれのような虹の条件を知っていれば、現れる瞬間、少し運が良ければ、事前に天候を理解して写真を撮ることができます。

この写真は、パリで虹を撮影した写真ですが、撮影したタイミングは雨が止んで太陽が出たところでした。私は虹が出て撮影するチャンスだと気づきましたが、パリを象徴するエッフェル塔が私の前にあり、虹は私の後ろに現れてしまいました。

私は急いで出発し、塔の下まで疾走し、肩越しに空を見続けました。 虹は実際に現れましたが、それは少しだけでした。(真夏で、午後9時以降でした。)エッフェル塔と虹の両方が背後にある場所に到達した時には、虹は部分的にしか見えませんでした。

Canon 40D, Canon EF-S 10–22/3.5–4.5, 1/50 s, f/4.5, ISO 100, focus 10 mm

Canon 40D, Canon EF-S 10–22/3.5–4.5, 1/50 s, f/4.5, ISO 100, 焦点10 mm

細部を切りとってみる

大地と大気によって見ることができる地球と空の相互作用も魅力的です。下の写真のような曇と山と雲海のような景色は、とてもフォトジェニックなので、見逃さないでください。実際、このような状況では、超広角ではなく望遠レンスを使用した構図のほうが「映える写真」になりやすいので、ぜひ「景観の切り撮り」を検討してください。

Canon 5D Mark II, Canon EF 70–200//2.8 II IS, 1/400 s, f/8, ISO 100, focus 165 mm

Canon 5D Mark II, Canon EF 70–200//2.8 II IS, 1/400 s, f/8, ISO 100, 焦点165 mm

また、人工的なオブジェクト(鉄塔など)を含めることもできます。これは、移り気な空模様に比べて非常に重要です。

Canon 40D, Canon EF-S 55–250/4–56 IS, 1/500 s, f/5.6, ISO 100, focus 250 mm

Canon 40D, Canon EF-S 55–250/4–56 IS, 1/500 s, f/5.6, ISO 100, 焦点250 mm

これらの写真は焦点距離がフルサイズカメラで400mm相当で撮影されたものであることに気付いたかもしれません。実際にこれらの目標物はフォトグラファーからは非常に離れていて、通常は肉眼でははっきり見えていません。しかし、フルサイズだとよく見えます! 離れた被写体も写真に収められるカメラを持っているのであれば、興味深いオブジェクトがないか、雲の周辺を積極的に監視してみましょう。

ZPSXで補える技術的な部分

シルエットの場合と同様に、ここでも、パソコンでコントラストと彩度を調整して、よりインパクトのある写真を作成できます。空が非常に明るい場合、写真のこの部分を暗くするか、撮影中にグラディエーションフィルターを使用するのが最善の解決策です。

偏光フィルターも非常に実用的ですが、フィルターなしでも大丈夫です。ここのほとんどの写真はフィルターなしで撮影されたものです。

いずれにせよ、実験することを恐れないでください。空に魅力を感じたらなら、必ず撮影してください。そのような空は間違いなくユニークです。そして同じような空は二度とありません。

最終更新日 18. November 2020

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著者: 編集長

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